Group Description
Laboratory Automation 研究室の自動化、聞きなれない言葉かもしれませんが、実験の自動化、解析の自動化、研究生活の自動化などなどを含んでいます。
研究室にいると「ああ、これは自動でやりたいな」とか「これは人がやる仕事じゃないな」とか思うことあるじゃないですか。自動化しましょうよ。全部。
一方で「既に取り組んではいるけれどもうまくいかない」や「この方向性で正しいかわからない」のような声もよく聞きます。自動化の勘どころは経験依存のノウハウが多く、孤軍奮闘での自動化の達成はかなり難易度高いです。
ということで、自動化をしている・したい・興味のあるユーザーや開発者の情報交換を通してすべての方々の開発を加速することを目的として勉強会を開催しています。
自作の自動化装置やソフトウェアを作ってる人はもちろん、フローサイトメーターや分注機などの既に売られている自動化装置のユーザー、マイクロ流路、顕微鏡、画像処理、有機化学、マテリアルサイエンスなどで色々自動化している人、そしてこれからやってみたいなと思っている人、などなどのみなさまが色々ざっくばらんに語り合う数少ない場所ができました。気になる方はお気軽にどうぞ。
という気持ちでゆったりまったり毎月やっています。
よくある質問
参加方法は?
それぞれの勉強会ページから参加登録ができます。
勉強会の内容は?
前半後半の2部制です。
前半はトーク。自動化経験者・機器開発者・自動化したい人などがトークをします。
後半は可変。これまでには、フリーディスカッション、自動化ロボット見学、自動化実装コンサルデモ、分注機ハンズオンなどをやりました。
どのようなプログラムになっても、参加者で雑談・議論・相談・交流する時間は用意する予定です。
開催日程・場所は?
おおむね、月末近くの土曜日に東京と関西で交互に開催する予定です。色々な都合によりズレる可能性がありますので勉強会ページでご確認ください。2020年3月以降は状況が落ち着くまでオンラインで開催の見込みです。
トークの内容は?
以下に記載しました。
企業所属でも参加可能?
大歓迎です。現状、学生:アカデミア:企業の参加者比がだいたい1:1:1です。
毎回の開催案内が欲しい
この画面右上の「メンバーになる」ボタンから登録します。開催案内がメールで届きます。connpassの自動送信機能です。
主催団体は?
色々と開催のためには主催組織が必要なため、よくある小さめの学会と同じようにラボラトリーオートメーション研究会(英名 Laboratory Automation Supplier's Association、略称LASA)を設立しました。LASAが主催です。とはいえ、現場の研究者・開発者がゆるやかにつながるコミュニティをつくる、が趣旨ですので組織!という風に堅苦しく色々決めているものではありません。
連絡先は?
窓口は labauto [at] googlegroups [dot] com です。
過去のショートトーク演題
・自動化していて思うこと(趣旨説明・総論)(神田元紀/理研BDR/2019.5)
・細胞解析の自動化(緒方法親/メディカルメカニカ㈱・日本バイオデータ/2019.5)
・自動化していて思うこと(趣旨説明・総論)(神田元紀/理研BDR/2019.6)
・ベックマンを使い倒している話(堀之内貴明/理研BDR/2019.6)
・MOLCURE・HAIVEについて(玉木聡志/㈱MOLCURE/2019.6)
・自動化していて思うこと(趣旨説明・運用)(神田元紀/理研BDR/2019.7)
・研究自動化のための「操作」と「監視」(伊藤健史/NAIST/2019.7)
・ベックマンを使い倒した話2.0(堀之内貴明/理研BDR/2019.7)
・TECANの技術と自動化例(内田弘毅/テカンジャパン㈱/2019.7)
・BioStation及びBioStudioを利用した自動化(清田泰次郎/㈱ニコン/2019.7)
・稠密な時系列を測るためにサンプリングを自動化したい(柚木克之/理研IMS/2019.7)
・自動化していて思うこと(趣旨説明・運用)(神田元紀/理研BDR/2019.8)
・大腸菌の実験室進化のための全自動実験室進化システムの開発と運用(堀之内貴明/理研BDR/2019.8)
・イメージングとシークエンシングを1細胞レベルで結びつけるための自動化システム(小川泰策/理研BDR/2019.8)
・研究自動化のための「操作」と「監視」(伊藤健史/NAIST/2019.8)
・プロトタイピングラボで開発しようとしていること(神田元紀/理研BDR/2019.9)
・Fusion360でLabDroid Maholoのシミュレータを作る方法(光山統泰/産総研AIRC/2019.9)
・IT/AI創薬におけるデータは何処に?(中川隆広/ライフマティックス㈱/2019.9)
・論文からの情報抽出 ー実験プロトコルの構造化に向けてー(山田涼太/fuku㈱/2019.9)
・バイオ × IT × ロボティクスの連携(堀之内貴明/理研BDR/2019.9)
・TECANの自動化例(内田弘毅/テカンジャパン㈱/2019.9)
・Open source タンパク質結晶自動観察システム, Beagle system の開発(野口大貴/-/2019.9)
・合成生物学とバイオエコノミー ~ 神戸大学における研究紹介(石井純/神戸大学/2019.10)
・Automation事例紹介(舘野雄紀/バイオテック㈱/2019.10)
・長鎖DNA合成における自動化(柘植謙爾/神戸大学/2019.10)
・Fluentを用いたタンパク質精製ハイスループット自動化(堀川拓真/神戸大学/2019.10)
・自動分注機による微生物の実験室進化の全自動化・大規模化とその利用(堀之内貴明/理研BDR/2019.10)
・自作電動化ピペットの紹介(池田勝徳/マイクロトパーズ㈱/2019.10)
・全自動植物フェノタイピングシステムRIPPSの開発(藤田美紀/理研CSRS/2019.11)
・AI等を利用した質量分析計のデータ解析の自動化の取り組み(金澤慎司/㈱島津製作所/2019.11)
・中小遠心機メーカーの自動化との関係(島田宝宜/トミー工業㈱/2019.11)
・ロボットを用いた調理の自動化(宮武茉子/東京大学/2019.11)
・自動分注機による微生物継代培養の全自動化の試みと活用例(堀之内貴明/理研BDR/2019.11)
・電動ピペットの電子工作ハンズオンセミナー(池田勝徳/マイクロトパーズ㈱/2019.12)
・自動分注機による微生物継代培養の全自動化とメソッドのカスタム事例の紹介(堀之内貴明/理研BDR/2020.1)
・ロボットのエラー停止時にLINEにお知らせするエッジAIカメラを作ってみた(三木啓司/-/2020.1)
・KNIMEで出来るワークフロー簡単作成の事例紹介(小川智永/ライフマティックス㈱/2020.1)
・マイクロイメージングデバイスを活用した自動実験ユニットの検討(上野宗一郎/㈱IDDK/2020.1)
・LAを一歩先にすすめるためのプロトコルの階層的表現(伊藤健史/NAIST/2020.1)
・メタボロームデータの分析プロトコール共有を目指したワークフローの構築(江崎剛史/滋賀大学/2020.3)
・ソフトウェア開発ことはじめ(伊藤健史/NAIST/2020.3)
・菌体アレイ作成ロボットを用いたバクテリアコロニー生育度のハイスループット計測(武藤愛/NAIST/2020.3)
・コ□ナ系統樹じゃ駄目ダニ(松田朋子/日本バイオデータ/2020.3)
・細胞培養ほんと大丈夫?ヒューマン or ロボット?(蟹江慧/名古屋大学/2020.3)
・自動分注機を用いた微生物継代培養の全自動化(堀之内貴明/理研BDR/2020.3)
・刺激的な結果を早く頻繁に公刊しようとする圧力の方が、追加の証拠で支持され、慎重に確かめられた結果を公刊しようとする責任よりも強い(緒方法親/メディカルメカニカ㈱・日本バイオデータ/2020.4)
・俺の考えた最強のワークフローはやめよう(末竹裕貴/東京大学/2020.4)
・2020年4月時点でまほろができること・できないこと(神田元紀/理研BDR/2020.4)
・機械屋がバイオ実験装置を作った話(田中信行/理研BDR/2020.4)
・自動分注機を用いた微生物継代培養の全自動化(おさらい編)(堀之内貴明/理研BDR/2020.4)
・コアファシリティでの中途半端な効率化と自動化(藤江学/OIST/2020.5)
・ビジュアライゼーションがコミュニケーションを加速させる(江藤一臣・谷合孝志/㈱アマナ/2020.5)
・細胞自動培養装置の開発 -「閉鎖系」にこだわる-(半澤宏子/日立製作所/2020.5)
・自動化してみて思うこと 2020年5月版(神田元紀/理研BDR/2020.5)
・サメのゲノムに惹かれてラズパイで水槽管理(工樂樹洋/理研BDR/2020.5)
・自動分注機を用いた微生物継代培養の全自動化(おさらい編')(堀之内貴明/理研BDR/2020.6)
・マイクロイメージングデバイスを活用するモニタリングシステム提案(上野宗一郎/㈱IDDK/2020.6)
・今や簡単に家管理、ラボ管理、実験機器連携が低コストかつ思いつきで自動化できる(細田一史/大阪大学/2020.6)
・データ解析ワークフロー自動化で難しいなと感じること(尾崎遼/筑波大学/2020.6)
・ロボット実験室の超細かい実装の紹介(神田元紀/理研BDR/2020.6)
・ディープラーニングによる細胞画像の分類と特徴量抽出(高尾大輔/東京大学/2020.7)
・創薬研究の自動化はどうあるべきか?ー合成化学の観点からー(布施新一郎/名古屋大学/2020.7)
・ほんやくコンニャク食べて論文を読もう(岩崎修登/東京大学/2020.7)
・論文抄読会 - A mobile robotic chemist (Burger et al., Nature, 2020)(神田元紀(理研BDR)/野口大貴/布施新一郎(名古屋大)/梅野真(梅馨堂合同会社)/都築拓(Epistra㈱)/2020.7)
・再現性ある細胞培養のための基本と観察(古江美保/㈱ニコン/2020.8)
・普通の生物系ラボで普通の細胞培養を自動化したい(谷口純一/理研BDR/2020.8)
・FAにおける自動化取組とLAへの展開(野見山和明/㈱アステクノス/2020.8)
・メタボローム解析の自動化に向けた挑戦(蓮沼誠久/神戸大学/2020.8)
・COVID-19 PCR検査 20000検体/dayの裏側 TECAN-UKの場合(内田弘毅/テカンジャパン㈱/2020.8)
・LADEC2020の演題についてはこちら
・とりあえず始める3Dプリンター(野口大貴/2020.10)📝講演資料
・0から始めたオープントロン(杉山亜矢斗/名古屋大学/2020.10)
・微量化×自動化がもたらすメリット(松下政宏/SPT Labtech Japan株式会社/2020.10)
・マイクロ流体チップの開発事例(鈴木宏明/中央大学/2020.10)
・おうちでできる!LADEC遠隔配信の舞台裏(伊藤健史/NAIST/2020.10
・実験自動化のための用語整備がしたい(神田元紀/理研BDR/2020.10)📝講演資料
・細胞のモノクローナリティを証明しろ(緒方法親/株式会社日本バイオデータ/2020.11)
・実験自動化への道(青木雅昭/テクノプロ/2020.11)
・植物画像解析の自動化(戸田陽介/名古屋大学・株式会社フィトメトリクス/2020.11)
・宇宙オミックス国際コンソーシアムと自動化の推進(村谷匡史/筑波大学/2020.11)
・Laboratory Automation統一言語策定のためのワークショップ(2020.11)